北九州市は14日、戸畑C街区整備事業の整備概要を発表した。事業は戸畑市民会館跡地の市街地再生事業で、新戸畑区役所を中心として「共生・交流のフロンティア」となる生活複合拠点を整備するというもの。
戸畑C街区整備事業は戸畑まちづくり構想の一環として1997年に基本構想を策定した。2003年に事業実施方針と計画方針を策定、今年7月から10月にかけて事業者を一般公募した。公募に応じたのは、新日本製鐵九州支店(福岡市)と竹中工務店九州支店(福岡市)の2事業者で、10月29日の戸畑C街区整備事業者選定審査委員会による審査の結果、後者を優先交渉権者として選んだ。
竹中工務店の提案によれば、事業は竹中工務店自らが整備する民間分譲集合住宅を除いて約45億円。総事業費では約55億円程度が見込まれる。延床面積は約3万8000平米で、当初予定から約15%縮小した。敷地面積は1万3000平米。建築計画は次の通り。
竣工は公共施設が2006年度。全体の整備が完了するのは2007年度になる。
想像図からはよくあるマンション団地と代わり映えがしないように見えるが、選定審査委員会によれば、竹中工務店の提案は総合性とランドマーク性に優れ、地形を活かした施設配置と「丘が区役所である」とした発想が斬新だったという。低層の3公共施設は人工地盤の丘を形成する要素となり、公共施設自体はその丘の内部に収まる。
新日鐵の提案は維持管理を重視するあまり、「新たな都市の共用空間を創り出すまでには至らなかった」として斥けた。