下関市の江島潔市長は7日、市議会の12月定例会で合併後に行われる新「下関市」の市長選に立候補する意向を明らかにした。西本健治郎議員(政友クラブ)が合併後の行政運営への取り組みを質問したのに対し、「新市でも再び指導者の役割を果たすべく有権者の信を問いたい」と答えた。
豊関地域1市4町の合併は10月26日付の総務省告示第813号を受けて、地方自治法に基づく手続きが完了した。新市は来年2月13日に発足する。公職選挙法によれば、新設合併により新たな市町村を置くときは「合併後50日以内に首長選挙を行う」と定められており、新市は来年3月中に市長選を実施する必要がある。
江島市長は田辺ヨシ子議員(無所属)から公約を聞かれ、「新市建設10年計画を着実に実行したい」と答えた。10年計画には中核市移行による行財政能力の向上や下関市役所の新下関移転などが含まれ、北九州市との連携よりも、自立した都市としてのまちづくりに力点がある。
江島氏は下関市出身。昭和32年生まれ。昭和57年に東京大学工学系大学院を卒業し、千代田化工建設に入社。平成元年4月に東亜大学講師として下関へ帰郷した。同年9月からは下関水産大学校非常勤講師も務めた。平成7年の市長選で勝利して下関市長に就任、現在は3期目。
下関市区選出の山口県議会議員、松原守氏(民主・連合の会)と中尾友昭氏(新政クラブ)が下関市長選への立候補を固めた。支持者を多数抱えた地元県議の立候補により、下関市長選は激戦が予想される。選挙は来年3月20日告示、27日投開票。 -すいか