小倉南口のセントシティ北九州(旧小倉そごう)に入居した小倉伊勢丹と専門店街「アイム」が10日に開店した。伊勢丹の発表によれば、初日の来場者は14万人で、売上高は2億6000万円(伊勢丹のみ)だった。
2日前の日曜日に行ったカード会員向けの内覧会にも6万4000人が来場し、1億7000万円の売上があった。同社の寺垣勝仁社長は「九州の人は熱しやすく冷めやすい。初日の来場者数に惑わされず慎重にゆきたい」と述べた。
セントシティ北九州は小倉駅前東地区市街地再開発事業による大型商業施設で1993年の竣工。核店舗のそごうは本体の破たんにより2000年末に閉店した。2002年3月には小倉玉屋が起死回生を期して仮入居、初日こそ2億5000万円を売り上げたが、その後は低調に推移したことから同12月に閉店、同社は会社を解散した。
後継店誘致は権利関係の複雑さから長らく揉めた。決着は2002年12月で、地元財界出資の北九州都心開発がそごう保有床を買収し、地権者34名の保有床は管理組合がまとめて都心開発に一括賃借することで権利が一本化した。
その後はとんとん拍子にことが運び、伊勢丹が出店を決めて建物を50億円かけて改装、準備期間を短縮した上できのう開店を迎えた。
北九州は製造業の好調から景況感の回復が著しいが、最終的な景況を決める個人消費は、所得・雇用環境がやや好転したにもかかわらず弱含みだった。
しかし都心部では昨年から出店攻勢が続いており、明後日(13日)にヤマダ電機テックランド小倉店が開店、5月に井筒屋本店の紫江'S Ⅱが開店、魚町ではベスト電器が出店を計画し、小倉東映会館は老朽化した建物を撤去して新ビルを建設する方針で、本格的な好景気の到来を予感させる動きが広がっている。