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FM KitaQ 開局

北九州シティエフエム(本社、北九州市)は4日、コミュニティエフエム局を開局させた。放送局の愛称は「FM KitaQ」。周波数78.5メガヘルツ。出力20ワット。呼出符号(局名)JOZZ0AU-FM。演奏所は小倉北区魚町2のインクスポットビル3階。送信所は米町2の九州電力ビル屋上。

放送時間は7時から24時で、原則としてすべて生放送になる。災害時は24時間体制で対応するという。営利企業による運営であり、運営費は地元の中小・零細事業主からの広告費で賄う。番組は音楽中心ではなく、街の話題など地域に密着した情報を中心に全世代が楽しめる編成にする。

シティエフエムは開局にあたって「コミュニケーションメディアは飛躍的に進化したが、地域社会において必要な情報は入手できないのが現実」と述べ、「北九州市では地域情報を共有する共通のコミュニケーションメディアが育っていない」と現状を憂えた。新しい放送局は「小倉北区を中心とした北九州市の情報を専用に発信し、街を元気にすることが目的」だと謳う。

放送法施行規則によれば、コミュニティ放送は「一の市町村(特別区および政令市の区を含む)とその隣接区域の需要に応えるための放送」と定義され、北九州市の場合は区が放送範囲になる。送信所がリーガロイヤルホテル屋上から九州電力ビル屋上へ移ったのは、放送範囲を狭くするための処置だろう。同局の開局主旨は多くの共感を得ようが、規制によりがんじがらめの現状では、都市圏全体に放送することはおろか、市内全域に放送を届けることもできず、もどかしさはある。

しかし県域エフエム局の「クロスエフエム」は北九州に本局があることを隠蔽する営業戦略を取り、地域の情報発信拠点としての役割を放棄した。NHK北九州放送局は名目上こそリバーウォーク北九州へ移転して存続したが、実質的な機能はなく、同福岡放送局の北九州スタジオへ降格した。シティエフエムは北九州を拠点とする唯一の放送局であり、同局に対する期待は大きい。

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