トヨタ紡織(本社、愛知県刈谷市)と豊田鉄工(本社、愛知県豊田市)は3日、トヨタ自動車九州の一連の生産能力増強に伴い、宮田町に新工場を建設する計画を発表した。トヨタの増産体制が整う来年9月前後の操業開始を目指す。
トヨタ紡織は宮田工業団地内の約5万平米の敷地に約1万平米の新工場を建設し、同社の100%出資子会社、アラコ九州(本社、佐賀県神埼町)が自動車シートやドアなどの内装部品を生産する。投資額は40億円。2006年度の売上高目標は240億円。約100人の新規雇用を見込む。両社は3日に宮田町などと立地協定を結んだ。
一方、豊田鉄工も同じ工業団地内に約5万平米の敷地を確保した。溶接部品製造の新工場を建設する。投資額は60億円。約200人の新規雇用を見込む。同社は6日に宮田町などと立地協定を結ぶ。
先日進出が決まった部品塗装の五和製作所(本社、愛知県豊田市)と納車前点検のトヨタリック九州(本社、宮田町)は、前者が物流コスト軽減のために稲築町から若宮町へ移転、後者が増産のためトヨタ自動車九州の敷地内から若宮町へ移転するものだったが、トヨタ紡織と豊田鉄工は新規の進出になる。今後は組立関連の下請けが完成車工場のある宮田町周辺に、基幹部品関連の下請けが新エンジン工場を建設する苅田町周辺に多数進出してくるとみられる。
豊田鉄工は6日、宮田町および福岡県と立地協定を結んだ。同社は新工場を100%出資子会社に委ねる意向で、「トヨテツ福岡」(本社、宮田町)を新たに設立する。資本金4億5000万円。2008年3月期に70億円の売り上げを見込む。 -すいか