トヨタ自動車九州(本社、宮田町)は1日、苅田町および福岡県と立地協定を結んだ。進出地は福岡県が苅田町に造成した松山工業団地の東側約31万平米。工場は延床面積約4万1000平米。来年1月に着工、再来年1月に操業開始。年産約22万基のエンジンを製造する。新規雇用は約300名。投資額は250億~300億円。
新エンジン工場はトヨタ自動車の直営工場になると目されたが、生産子会社のトヨタ九州が投資する形を取る。トヨタ九州はこれとは別に300億~400億円を投じて完成車工場である宮田工場の生産能力を年産25万台から43万台へ引き上げる方針を固めており、この増産で不足するエンジンを苅田町の新エンジン工場で生産する。
トヨタ九州の渡辺顕好社長は立地協定の締結式で関連企業の進出も示唆した。苅田町ではすでに土地の照会がなされるなど具体的な動きが活発化しており、今後苅田町と北九州市にまたがる臨空工業団地にトヨタ関連企業が多数進出することが見込まれる。また、トヨタは苅田港松山地区を押さえたことから、将来は苅田港に物流基地を設けることを想定しているとみられる。