地域情報誌「おいらの街」12月号が休刊になった。発行元のおーぱす(本社、北九州市)はすでにホームページを閉鎖するなど外部との連絡を断絶した状態で、このまま情報誌を廃刊し、会社を整理するとみられる。
おーぱすは1975年4月創立。「おいらの街」は九州西中国で最初の地域情報誌として創刊した。発行部数は北九州と下関を中心とした関門都市圏で約4万部。しかし近年は割引券付の無料情報誌やインターネット情報などに押されて低落傾向が鮮明になり、先行きが危ぶまれていた。
同誌は昨年10月に紙面を刷新、「より地域に密着」を掲げて有料情報誌の新しいあり方を模索した。しかし新しい紙面は読者の支持を得られず、今年7月には経費削減のため社屋を古船場町から城野へ移すなど苦しい経営が続いていた。
「おいらの街」1月号が発行されることになった。おーぱすの元幹部、中西隆氏が北九州マガジン社を設立して発行を受け継ぐ。16名いた従業員の大半も新会社へ迎え入れた。新生「おいらの街」は28日の発行。なお、おーぱすは福岡地方裁判所小倉支部に破産を申し立て、21日に破産宣告を受けた。負債総額は約1億0737万円。 -すいか