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トヨタ、エンジン工場を新設 宮田工場向け

トヨタ自動車(本社、愛知県豊田市)は25日、トヨタ自動車九州(本社、宮田町)の宮田工場へエンジンを供給するための工場を建設することを明らかにした。新工場の立地は苅田町の松山工業団地になる見込みで、現在は現地の地盤強度を調査中という。

トヨタ本体が運営する国内工場の新設は1989年の広瀬工場(愛知県豊田市)以来17年ぶり。トヨタは国内では愛知県内の4工場でエンジンの全量を生産するが、新工場は愛知県外に設ける初めてのエンジン工場になる。新工場の生産能力は年間約20万基。投資総額は約200億円。2006年の操業開始を目指す。

宮田工場では北米市場向けの高級車レクサスなどを年間23万台生産するが、トヨタはレクサスを2005年夏にも国内市場へ投入する計画で、生産能力を大幅に増強する必要があるという。

しかし同社の生産拠点が集中する愛知県内の工場は世界的な販売急伸を受けてフル操業であり、宮田工場へエンジンを供給する余裕がない。愛知県内ではこれ以上の増産も、労働力を確保することも困難な状況にある。組立工場の近くにエンジン工場を設けることで、物流コストを削減するとともに、新規労働力を確保する。

北九州周辺ではこのところトヨタグループの動きが活発化してきた。今年12月にはダイハツ車体大分中津工場が操業を開始するほか、2005年にはトヨタ自動車九州の完成車輸送の移出港が博多港から新門司港へ振り替えられる。

トヨタグループが北大経済圏へのシフトを強めれば、日産、トヨタ、ダイハツの下請け企業が系列の垣根を越えて活躍しやすくなり、より大きな相乗効果が期待できそうだ。また、トヨタの新工場に伴って関連企業数十社が苅田周辺に進出する見込みで、東九州自動車道や新北九州空港の利用促進にも弾みがつくと期待される。

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