ダイハツ車体大分中津工場の操業開始が近づいた。今後の日程は次のとおり。
新しい本社・工場は中津市昭和新田の今津干拓地にある。この134ヘクタールの元干拓地は1964年に国営事業として開かれ、米作、ハウス野菜、酪農などが営まれたが、その後の減反政策により荒れ果てて湿地化した。
1989年に中津港港湾計画を事業化。1991年に親会社のダイハツ工業が中津市への進出を正式表明したのを受けて、隣接地の今津干拓地へ航路掘削の浚渫土を入れ、約48.8ヘクタールの干潟を埋め立てるなどして低質地の干拓地を工業用地へ転換した。
1996年にダイハツ工業と中津市が立地協定書に調印。1999年に中津港が内定どおり重要港湾に指定され、水深8・11メートル岸壁が整備された。港湾計画は2004年竣工。事業費455億円。
一期工事分は約80ヘクタールの用地にダイハツ車体の新本社工場を建設した。建物は2003年2月起工。2004年1月末竣工。延床面積約8万平米。投資額400億円。春先に製造設備を搬入し、現在は試験操業の最終段階にある。
操業開始は前橋市から異動した従業員700人と外部委託300人の合計1000人で迎える。二期工事分は老朽化が進むダイハツ工業本体の池田工場と京都工場の移転によるものとみられるが、計画はいまだ具体化していない。
自動車産業は裾野が広く、経済波及効果が極めて大きい。ダイハツ車体は好景気に沸く北大経済圏にさらなる弾みをつけるものと期待される。