新日本製鐵(本社、東京都)と産業再生機構の支援下で再建中の三井鉱山(本社、東京都)は13日、三井鉱山北九州事業所内(若松区)にある休止中のコークス炉を再稼働し、製造する高炉用コークスの全量を新日鐵が購入する10年契約を結んだ。生産量は年間50万トン。投資額は120億円。2006年4月の再稼動を目指す。
北九州事業所内のコークス炉は4基ある。今回再稼動させる1基(1A炉)は1973年に運転開始したが、需要低迷や国際競争力の低下により1988年に休止した。しかし近年は中国の旺盛な鉄鋼需要を背景にコークス価格も急騰しており、新日鐵が三井鉱山に話を持ちかけて、コークスの安定調達を図ることになった。
三井鉱山のコークス生産能力は年間約160万トンから年間約210万トンに拡大する見通し。既存設備を再稼働させるため比較的短期間で生産体制が整うほか、固定費を含むコストも低く抑えられるという。