新北九州空港の開港が工事の遅れにより2006年3月にずれ込む見通しになった。
空港島造成工事は1999年の台風18号で護岸や仮設道路が流出する被害が出て工事が1年半中断し、そののち福岡県が唐突に持ち出した新福岡空港構想との調整を迫られ建設に歯止めがかかった。
一方、国土交通省は福岡県の構想が2002年12月の交通政策審議会答申案を受けて白紙に戻った後、新北九州空港に対して100億円の補正予算を計上したが、工事の遅れを取り戻すには時期が遅かった。
国は羽田空港などの大都市圏拠点空港への投資をより拡大する方針で、全体の空港整備費が削減される中、重点事業ではない新北九州空港を当初の予定通り2005年10月に開港させるのは難しいという。
空港島(はーとぽーと21)は苅田の周防灘沖合3キロに位置。長さ4125メートル。幅900メートル。面積373ヘクタール。1974年の港湾審議会で計画決定し、1977年に苅田沖土砂処分場として埋立工事に着手した。
1994年に空港本体工事が着工。造成費は台風被害により当初予定の650億円から980億円へ大幅に増加した。空港島では5月から空港ターミナルの建設が始まる。