北九州市の推計人口が100万人を割り込んだ。北九州市総務市民局の発表によれば、4月1日現在の推計人口は前年同月比3210人減の99万8187人。なお、住民基本台帳人口と外国人登録人口を合計した登録人口は3月末日現在で100万4987人。
北九州市の人口は1979年12月の106万9117人を最高に減少傾向にある。近年、産業構造転換による人口の社会減は縮小傾向にあるが、変わって人口の自然減が目立つようになった。
自然動態の減少基調は全国的なもので、国立社会保障・人口問題研究所(東京)は、日本の総人口が次の100年で半減すると見ている。仮に北九州市の人口が今後社会増に転じても、自然減により打ち消され、人口の減少幅は拡大すると見込まれる。
北九州市では人口100万割れをイメージダウンと捉える向きが多いが、人口の大台維持が重大関心事であるのなら、いま割り込んでこの問題を終息させるのが望ましい。再来年中間市を編入合併しても10年後にはふたたび100万人を割り込む。戦略のない数合わせで周辺自治体を吸収し、何度も大台割れを演じるほうがイメージは悪い。