大分県の平松守彦知事は5日の定例記者会見で、来年春の県知事選出馬を見送り、今期限りで引退することを表明した。
平松氏は大分市出身。1949年に商工省(現在の経済産業省)に入省、通産省石油計画課長、電子政策課長などを歴任し、1975年に国土庁長官官房審議官から大分県副知事に就任。1979年に立木勝知事(故)の後を受けて大分県知事選に出馬、以降6期通算23年余りにわたって県政を担った。
手腕には定評があり、一村一品運動などの独自の地域振興策は世界的な広がりをみせた。1995年からは全国高速道路建設協議会長を務め、国の整備計画見直しに断固反対してきだけに、引退後は東九州道の整備などへの悪影響が懸念される。後継者に関しては明言を避けたが、意中の人物はいるらしい。